書籍一覧books
「覚悟のSCM ― サプライチェーン・マネジメントの物理的限界とAI時代」
著者:松宮 覚
出版社:アットストリームコンサルティング株式会社; ASIN: B0GHH89MJ8 (初版2026/4/3:2版2026/5/18)
定価:90円+税
ある企業のSCM改革プロジェクトを支援していたときのことです。現場のマネージャーから、絞り出すような声でこんな言葉を掛けられました。
「問題は、何を正解にすればいいのか分からないことです。予測は外れるし、在庫も減らない。結局、私たちは何を信じて判断すればいいんですか?」
いま、多くの企業がSCM改革やDXに投資しています。しかし、高額なシステムを導入したものの在庫は減らず、利益体質も改善しない、それどころか部門間の対立ばかりが深まっていく――そんな「形ばかりの改革」の壁に直面している企業は少なくありません。
本書は、まさに次のような切実な問いを抱える方のための本です。
「なぜSCM改善の努力は、経営数字に結びつかないのか」
「なぜ現場がこれほど頑張っているのに、利益が改善しないのか」
本書では、SCMの本質を根本から問い直します。SCMとは、単なる需給調整の仕組みではありません。「当たらない未来を前提に、何を捨て、何を守るかを決める“経営の覚悟”」そのものです。この本質を、誰もが構造的に理解できるよう体系立てて解説します。
また、ここで明かされる経営判断の構造は、これからの時代にAIを単なるトレンドで終わらせず、自社の強力な武器として使いこなすための必須の前提知識ともなるものです。
※Amazon.co.jp(Kindleストア)でご購入いただけます。
※『覚悟のSCM』公式note と、松宮 覚@kakugo_scm公式X で連載記事を配信しています。
関連サービス
本書の内容をコンサルティングサービスとしてご提供しています
『覚悟のSCM』で解説したPSI管理と利益・ROICを繋ぐ経営改革の実践手法を、実際のプロジェクトとしてご支援しています。
「覚悟のSCM」に関する Q&A(β版)
AIアバターが本の内容について音声で回答いたします。
※ 上記は例示です。本書の内容について自由にご質問ください。
-
SCM(サプライチェーン・マネジメント)とは、単なる在庫管理や需要予測の技術ではありません。
本質は、「限られた経営資源を、どこに・どれだけ・いつ使うかを決める意思決定の仕組み」にあります。
しかし現実には、多くの企業がSCMを「技術やシステムの問題」として扱い続けてきました。その結果、
●在庫は減らない
●利益は改善しない
●部門間の対立が解消されない
という状態が繰り返されています。
本書は、この原因を「3つの壁(時空・ゼロサム・既得権)」という構造から解き明かします。さらに、
●現場(PSI)
●財務(キャッシュ・利益)
●経営(ROIC・資源配分)
を接続する「三階建てモデル」によって、現場の数値を経営の意思決定へと変換する考え方を提示します。
また、労働力不足・資源制約・需要変動といった「物理的限界」が前提となる時代において、
●何を諦め、何を守るのか
●誰が、どの損を引き受けるのか
を決める「トリアージ(優先順位の意思決定)」と、その合意形成の方法についても具体的に解説します。
本書は、精神論ではなく、構造としてSCM改革の本質を理解し、実務に活かすための実践書です。











